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iPod Case を自作しよう! <1> <2> <3> <4>

■ケース自作のすすめ
これから自作にチャレンジしてみたいという方のために、いくつかポイントを。

(1)革のメリット
布を使用する場合には縫いしろの始末が不可欠。でも革なら、基本的に断ちっぱなしでOKなので、工程が布より少ないです。
縫う以外にも、例えば接着剤だけでもかなりの加工ができ、強度の必要な部分だけ縫うというズルができます(笑)。
また、鋲・ハトメ・その他金具やマジックテープも革には非常に適しています。布相手にマジックテープを使うとしたら接着剤では表に響くしゴワゴワに。かといって縫い付けるのも結構手間ですが、革ならそんな箇所も迷わず接着剤でらくちん。

(2)強度は?
ところで、素人の手作り品に大事な電子機器を入れて大丈夫? と思われる方がいるかもしれません。でも、こういうもので、いきなり全パーツがばらばらになって中身が落下するなんてことはまずあり得ません。日々手に取って眺めているであろうiPodのケースなら、それまでには絶対気付くはず。また、革という素材は摩擦係数が高く、縫い糸が抜けにくいのです。完全にほどけるまでには相当な時間がかかります。布の衣類のようにあっという間に綻びが広がるなんてことは滅多にありませんので、気後れせずにチャレンジしてほしいと思います。

(3)手縫い? ミシン?
私は最近のものではミシンを使いましたが、iPodケースくらいなら本来は手縫いで充分です。ステッチのピッチが揃った方が仕上がりがきれいなので、ルレットという回転式の目打ちのような道具で針を通す穴をあらかじめ空けてから縫い始めるとよいです。
薄めのソフトレザーなら家庭用のコンパクトミシンでも縫えますが、スエードなど滑りの良くない素材の場合、布送りが渋くなり縫い進めないことがあります。布押さえを革専用の樹脂製のものに取り替えたり、革の下にトレーシングペーパーを敷いて一緒に縫うことで縫いやすくなります。
※縫い終わったらトレーシングペーパーは破いて除去します。

(4)材料・ツールの入手法は?
でも革なんてきっと高いし、どこで買うの? という方でも、iPodやMacintoshのユーザーなら、新宿や秋葉原には行かれる機会がありましょう。そこでお勧めのお店をPickUpしました。革を扱うのに慣れたら、モバイルグッズを整理する各種ケースの製作へと、さらなるDIYの世界にハマっていただきたいものです。




唐澤商店 こちらは靴と革の小売りをなさっており、店頭で革の端切れの詰め放題100円という超破格なコーナーがあります。ただ、その端切れ箱に入るのはおそらく工場で出た裁ち落としの革なので、一度に一種類の端切れが大量に入荷します。どんな色・柄の革に出会えるかはその時の運次第。運良く気に入った色・柄の革に出逢ったら即買い占めです(...って何を何個作るつもりなのやら...)。iPodケースだったらもう、この100円分の端切れで充分間に合いますから、初めての方はいきなり高い素材を買わずに、こういった端切れで失敗を恐れずにチャレンジしてください。
もちろん店内には、パソコンバッグも縫えるほどのサイズの革も各種揃っています。何しろ特筆すべきなのは、唐澤さんの革の安さ。以下に紹介する手芸材料店に比べて格安なのです。一般的に革の値段は1デシ(10×10cm)あたり単価によって表されますが、一般的なお店では@100円が相場なのに、唐澤さんでは@30円前後から手に入ります。ただ、唐澤さんでは革用手縫い針・手縫い糸などのサプライは揃わないので、革を手に入れたら次は以下のお店で針や糸・金具...というふうに、両方を賢く利用なさることをお勧めします。

東急ハンズ 説明の必要もないDIYのオールマイティーショップ。新宿店では6Fに革製品と革工芸材料の売り場があります。前ページの自作ケース(3)のハトメ加工はこちらにお願いしました。1か所300円なので、本体(数十円)より大幅に高くついてしまいましたが、もちろん金具だけも売っています。革は、種類はそれほど多くないですが手に入ります。他の店にあまり置いていないリサイクルレザーという素材もあります。

オカダヤ 新宿アルタの近くにあります。革そのものの品揃えはそれほどでもないですが、金具類は豊富です。それと、こちらはここで買った金具をその場で取り付けたい人のために、フロアにある打ち具と作業台を貸してくれます。ハトメなどはそのサイズごとに専用の打ち具が必要で、それがいちいち高かったりするのがネックですから、こういうお店はありがたい存在です。それに、集合住宅では階下への振動が気になって自宅で打てない...という場合にも、最後の仕上げをここでするのはお勧め。入り口が狭く、特に1階は女の子向けの売り場だったりするもので最初は入りにくいかもしれませんが、文化服装学院が近いので生徒さん(若い男性)のお客さんも結構訪れますから、気兼ねせずに入店してください。

ユザワヤ 都内・都下に数店ある大型手芸専門店。私は吉祥寺店をよく利用します。広いので、オカダヤよりは落ち着いて長居できます。ヌメ革の品揃えが充実しています。

クラフト社 荻窪駅西口にある革専門店。革製品販売の草分け的お店なのか、上の3つの手芸品店にあるツールや接着剤なども実はここから仕入れているものがほとんどのようで。HowTo書籍も発行しています。実は私のお膝元なんですが、営業時間の関係で平日はなかなか寄れないので、長いこと未体験ゾーンでした。先日初めて入りましたが、素材・ツール共にさすがの品揃えでした。それでも素材の安さでは唐澤商店にかないませんでしたが(汗)。当然のことながらスタッフは革のエキスパートですから、技術的な相談にのってもらうならここがよいでしょう。