■ケース自作のすすめ
これから自作にチャレンジしてみたいという方のために、いくつかポイントを。
(1)革のメリット
布を使用する場合には縫いしろの始末が不可欠。でも革なら、基本的に断ちっぱなしでOKなので、工程が布より少ないです。
縫う以外にも、例えば接着剤だけでもかなりの加工ができ、強度の必要な部分だけ縫うというズルができます(笑)。
また、鋲・ハトメ・その他金具やマジックテープも革には非常に適しています。布相手にマジックテープを使うとしたら接着剤では表に響くしゴワゴワに。かといって縫い付けるのも結構手間ですが、革ならそんな箇所も迷わず接着剤でらくちん。
(2)強度は?
ところで、素人の手作り品に大事な電子機器を入れて大丈夫? と思われる方がいるかもしれません。でも、こういうもので、いきなり全パーツがばらばらになって中身が落下するなんてことはまずあり得ません。日々手に取って眺めているであろうiPodのケースなら、それまでには絶対気付くはず。また、革という素材は摩擦係数が高く、縫い糸が抜けにくいのです。完全にほどけるまでには相当な時間がかかります。布の衣類のようにあっという間に綻びが広がるなんてことは滅多にありませんので、気後れせずにチャレンジしてほしいと思います。
(3)手縫い? ミシン?
私は最近のものではミシンを使いましたが、iPodケースくらいなら本来は手縫いで充分です。ステッチのピッチが揃った方が仕上がりがきれいなので、ルレットという回転式の目打ちのような道具で針を通す穴をあらかじめ空けてから縫い始めるとよいです。
薄めのソフトレザーなら家庭用のコンパクトミシンでも縫えますが、スエードなど滑りの良くない素材の場合、布送りが渋くなり縫い進めないことがあります。布押さえを革専用の樹脂製のものに取り替えたり、革の下にトレーシングペーパーを敷いて一緒に縫うことで縫いやすくなります。
※縫い終わったらトレーシングペーパーは破いて除去します。
(4)材料・ツールの入手法は?
でも革なんてきっと高いし、どこで買うの? という方でも、iPodやMacintoshのユーザーなら、新宿や秋葉原には行かれる機会がありましょう。そこでお勧めのお店をPickUpしました。革を扱うのに慣れたら、モバイルグッズを整理する各種ケースの製作へと、さらなるDIYの世界にハマっていただきたいものです。